車のオイル交換について、何時まで対応可能なのか気になる人も多いと思われます。
特に、日頃から忙しい人ななおさらでしょう。
仕事が夜に終わる方は、夜遅くまで開いているお店でないと厳しいですよね。
また、オイル交換をしないでそのまま放置するのは良くないのでしょうか?
今回は、オイル交換に対応できるお店の営業時間やオイル交換の必要性についてご紹介します。
オイル交換は何時まで対応?どんな店舗で交換できる?
まず、オイル交換はどこでするのかという問題になりますが、これはカー用品店、ガソリンスタンド、カーディーラーの3つが主な交換場所となります。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
カー用品店でのオイル交換
有名な店舗は日本全国にたくさんあります。オートバックスやイエローハットなど、車用品を販売するカーショップです。
このようなカー用品店はオイル交換時間が早く安い、いろいろなオイルを選べることが特長となります。
車用品販売を主力としているだけあって、やはりおすすめの筆頭となるでしょう。
基本的に会員となれば工賃無料になる割引を受けられるケースがあるので、会員になっている方は費用を抑えることができます。
年会費が発生する店もありますが、十分元は取れるでしょう。
さらにクーポンが使える場合もあり、長期に渡って利用する場合はトータル的なコストを考えると安くなる可能性があります。
また、オイル交換をスムーズにするため交換時間の短さはもちろんですが、待ち時間短縮のためにネットやアプリで予約をとれるシステムを採用しているので、非常に便利だと言えます。
さらに、豊富なオイルの種類から選べるのはもちろん、中には自社ブランドの安く高性能のお得なオイルを扱っているお店があるので、これを利用できるのも強みですね。
カー用品店での受付時間は?
カー用品店のオイル交換をする受付時間ですが、実は店舗によって大きく異なります。
例えば、同じオートバックスでも全国のお店ごとによって異なるので、一概に何時から何時まで対応していると言えないのです。
よって、一律の受付時間ではないので、基本的には店舗に尋ねる、もしくは予約アプリでチェックするといいでしょう。
しかし、営業時間はおおよそ10時~20時までが多い感じなので、オイル交換の受付時間もその範囲内となります。
但し、閉店間際などは受付していないことが多く、そうなると閉店時間が20時の店舗だと19時30分ぐらいまでが限界となる可能性が高いです。
また、20時閉店だと18時30分が最終受付という流れの店舗が多いので、大体は18時前後と覚えておくといいでしょう。
もちろん、予約状況によっては受付していないこともあるので、まずはオイル交換を予定している店舗にお問い合わせするのが一番ベストです。
ちなみに、平日土日で受付の時間帯の違いはほぼありません。また、カー用品店は深夜や早朝営業はほぼないので、この時間帯のオイル交換は厳しいと思っておいてください。
街中にあるガソリンスタンド
ガソリンスタンドは店舗数が多いので、急ぎの場合に便利なこと、稀ですが深夜早朝対応のお店があることが特長と言えます。
ガソリンスタンドは全国あらゆる場所にあるので、オイル交換したい場合にすぐできることが大きなメリットです。
予約なしで手軽にオイル交換してもらえますが、予約可能なガソリンスタンドも最近は多くなってきました。
また、ガソリンスタンドは24時間営業の店舗も多いですが、オイル交換も比較的遅い時間まで受け付けてもらえることがあり得ます。
ガソリンスタンドの受付時間
実際のガソリンスタンドのオイル交換受付時間ですが、店休日を除いて、毎日おおよそ約9時~最大で22時あたりまでの受付となります。
基本的にカー用品店と同じような感じですが、遅くまで対応しているガソリンスタンドでも最大22時(最終受付が21時30分など)でしょう。
よって、カー用品店よりも時間が長めということで期待はできるかもしれませんが、やはり各店舗によるでしょう。
また、受付時間については平日土日で違いがあることはあまりありませんが、混雑している時間帯などは待ち時間が長くなることもあります。
信頼できるディーラーで交換
ディーラーは基本的にメーカー直営なので、車種に特化した適切な対応あるいは購入時に付随するサービスを受けられるなど対応の良さが特長となります。
具体的には、新車購入のアフターサービスでオイル交換がお得になる、プロからアドバイスを受けて車種にとって適切なオイルを使用することができる。
その他、オイル交換以外にもサービスを受けやすいことなどがあげられるでしょう。
もちろん値段も高くなりますが、車の知識に自信がない人はディーラーに丸投げしてしまうのもよいと考えられます。
ディーラーでの受付時間
ディーラーでは、前もって予約する方法と当日に飛び込みでいきなりしてもらう方法があります。
しかし、一般的には朝の10時~遅くても18時ぐらいまでとなっていることが多く、時間的には上述した2つよりも制限があります。
また、予約制と当日対応によっても違いがあります。
予約制は、電話あるいはネットもしくはアプリで行い、自分の好きな日時を選んで予約します。
変更やキャンセルも簡単にでき、ネットならば24時間いつでも予約できるのが特長です。
また、当日に仮にお店が混んでいたとしても待ち時間を短縮できるため、スムーズにオイル交換を済ませることができるでしょう。
そのため、オイル交換はできる限り予約して来店することをおすすめします。
対して、当日対応の場合は、オイル交換するための空きがないともちろん待たされます。
運よく空いていればすぐにオイル交換できますが、空きがない場合は長いと数時間待たされることも珍しくありません。その点は注意しておきたいですね。
オイル交換にかかる所有時間の目安
一般的には、オイル交換の作業時間だけ見れば、15分から長くても30分となるのが所要時間の平均目安となります。
ただ、スムーズにその作業時間で終わらせてもらうには、混雑を避ける必要があるので、こちらも工夫が必要となるでしょう。
まず、土日祝日はもちろん、平日でも夜は混雑する傾向があるので、その時間帯はできるだけ避けたいところです。平日の昼辺りが狙い目となります。
また、待ち時間を減らすためにも予約システムは有効に利用しましょう。
たとえば、ネットで予約する場合は空いている日時をできるだけ早く確保することなどが考えられます。
また、細かいですが、交換するエンジンオイルは事前に決めておくこと、予約する店舗も行きやすい場所の店舗に決めておくことなどもよいですね。
混雑する時期と待ち時間の目安
混雑する時期としては、多くの人が車のメンテやオイル交換をするであろう、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆などの長期休暇前後が考えられます。
特に、人が多い都会のカーショップやガソリンスタンドなどはどこもかなりの混雑が予想されるでしょう。
また、繰り返しになりますが、土日祝日は平日より混雑気味になります。
混雑する時間帯としては、休日は午前中や昼辺り、平日は仕事帰りの夕方から夜が混雑しやすいです。
場合によっては、駆け込みが重なり、開店間際や閉店間際も混雑する可能性もあるので、その辺は注意したいところでしょう。
オイル交換を予約していない場合、混雑する時期は待ち時間は1時間でも早い方となります。
約2~4時間が混雑時のおおよその目安になるので、やはり予約をうまく利用した方が長時間待たずに済みそうです。
それから、オイル交換する時期については、混雑する時期を避けて、春や秋あたりにオイル交換をする予定を立てるなど、工夫するとよいかもしれません。
時間が無い場合は自分でオイル交換!注意点は?
オイル交換は自分ですることももちろん可能です。
どうしても用事などで受付時間内に行くことができない方、費用がもったいないと考えている方はチャレンジしてみるのも悪くないでしょう。
ただ、注意点として、まず作業できるスペースを確保したいところです。
できればガレージがよいですが、なければ車をジャッキしても大丈夫な場所を確保すべきだと言えます。
次に車のオイル交換の方法は上抜きと下抜きがあるので、自分の車がどちらの方法で行うのが適切なのかも知っておきたいところです。
また、車のエンジン構造を簡単でもよいのでわかっていないと、オイル交換どころではないので、そこも理解しておいた方がよいでしょう。
必要な道具と準備
エンジンオイルはもちろん準備するとして、道具については、オイルを入れるオイルジョッキ、廃油の受け皿が上抜き下抜きどの場合も必要です。
加えて上抜きの場合はオイルを吸い上げるオイルチェンジャーが必須となります。
さらに下抜きの場合は、車をジャッキするセット一式、レンチなどの工具、交換用のパッキンなどが必要です。
その他準備としては、汚れないように作業着や手袋を忘れないようにしたいですね。
安全に作業を行う為のポイント
まず、下抜きするならば、ジャッキアップする必要があるので、平坦で砂利がない場所で作業しなければなりません。
持ち上げた車が動くと重大事故になるので、安全には十分気をつけたいところです。
また、廃油の処理方法も最初に決めておく必要があります。
廃油処理パックを利用して一般ごみとして廃棄する方法がありますが、自治体によってはオイルの廃棄ができない場合があるので注意です。
その場合はガソリンスタンドなどへ持ち込む、他の引き取り業者を探すなどの方法をとることになります。
適切な処理方法を前もって調べて、最初に決めておいた方が安全のためにもよいですね。
さらに、オイルを抜きやすくするため、車のエンジンは5分程暖めた状態で作業するのがよいのですが、エンジンをかけすぎると熱くて危険なので、そこも注意したいですね。
自分でオイル交換をする難易度
自分でオイル交換する場合、上抜きの場合はオイルチェンジャーで吸い出して、新しいオイルを入れるだけなので、そこまで難易度は高くありません。
ただ、下抜きの場合は、車をジャッキアップして、下からボルトをレンチで緩めて古いオイルを排出しなければならないので、難易度は高いです。
ボルトのパッキンを交換する必要もあるので、手間もかかります。車の工具などに詳しくない場合、下抜きはやめておいた方が無難です。
業者に依頼する場合と料金比較
自分でオイル交換した場合は、費用はどうなるのか比較してみましょう。
自分で交換した場合は、オイル代と必要となる道具代を除けば料金はかかりません。
対して、カーショップだと会員の場合工賃は無料なのでこれはオイル代のみ、ガソリンスタンドやカーディーラーだとオイル代プラス工賃が約1,000~5,000円ぐらいかかると予想されます。
こう見ると、自分でオイル交換したからと言ってそこまで安く済むわけではないことがわかるでしょう。
道具代などの初期費用もかかるので、かなり高額にもなり得ます。
もちろん、今後ずっと自分でオイル交換するのならば、長期的に見てそれが最もお得とは言えますが。
オイル交換の必要性と交換時期の目安
まず、前提として、車のオイル交換は必須となります。では、その理由は何でしょうか?
結論だけ先に言えば、車が壊れるから、もっと言えばエンジンが壊れる、つまりエンジンブローを引き起こしてしまうからです。
特に、走行中にエンジンブローを引き起こしてしまうと、重大な事故の原因ともなり得るので、どうなるかは想像もしたくないことでしょう。
エンジンオイルの役目としては、詳しくは割愛しますが、エンジン内を潤滑させることやきれいにすることがあげられます。
エンジンオイルを使い続けていると、オイルの劣化や減少により、その役目を十分に果たせなくなってしまうわけです。
ただ、実際にはエンジンオイル交換を少し怠ったぐらいで車が壊れるかと言われれば、その可能性は低いとは思われます。
だからと言って、オイル交換を怠っていると、エンジン内の正常な動作が阻害されてしまうので、燃費の悪化、異音の発生、エンジン寿命が短くなるなどのリスクが起こるのです。
エンジンが壊れることはないにしてもよいことは1つもないので、やはりオイル交換はきちんとすべきでしょう。
交換の時期の目安は?
では、そのオイル交換の目安はどこに着目したらよいのでしょうか?
これは走行距離が着目する基本となります。具体的には3,000~5,000kmあたりがオイル交換すべき目安と言われることが多いです。
しかし、実際は普通のガソリン車ですと10,000~15,000kmあたりでオイル交換しても問題ないとされるため、一概に何kmごとにオイルを交換すればよいという基準は厳密にはないと言われています。
ただ、走行距離に関係なくあまり走行しなくとも、年に1度はオイル交換した方が無難です。
心配ならば、詳しくは各車のマニュアルを確認したり、整備工場に問い合わせるとよいでしょう。
次に、車の使用状況を考慮に入れなければならない場合があるのです。
これはシビアコンディションによる目安とも言われます。
エンジンの稼働時間に目を向けてみると、エンジンオイルについては、運転しすぎはもちろんですが、エンジンを動かす回数が少なすぎてもオイルの温度が低いままなのであまりよろしくないと言われているのです。
この場合は、前述の走行距離にかかわらず、半年に1回ぐらいのペースで早めのオイル交換を心がけるとよいと言われています。
具体的に距離で換算すると、1年で約20,000km以上走行する場合、あるいは1日5~8km以下しか走行しない場合が当てはまるのです。
また、悪路の走行が多い場合や坂道の走行が多い場合もオイルの劣化を早める要因となるので、早めのオイル交換をした方がよいでしょう。
オイル交換は何時まで可能?まとめ
車のオイル交換の重要性と、オイル交換ができる店舗の営業時間について詳しく解説しました。
オイル交換はカー用品店、ガソリンスタンド、カーディーラーで行うのが一般的で、それぞれの営業時間は店舗によって異なります。
カー用品店は一般的に10時~20時頃まで受付しており、ガソリンスタンドは比較的遅い時間まで対応可能な場合があります。
ディーラーは予約制も多く、時間制限があるため事前予約が推奨されます。
よって、深夜や早朝などにオイル交換をするのは厳しいので、もし深夜などにオイル交換を希望する方は、ご自身でする必要があるでしょう。
但しオイル交換を自分で行う場合は、適切な技術と設備が必要です。
オイル交換を怠ると、エンジンブローなど車両に重大な影響を及ぼすリスクがありますので、気を付けましょう。