新車を購入したとき「この車はいつまで新車と呼ばれるの？」という疑問を持つかもしれません。
新車がどのくらいの期間「新車」として扱われるかは、それぞれの状況によって実は異なる点があります。
今回は、新車はいつまでが新車と呼べるのか、言葉の定義など具体的に解説してみました。
新車はいつまでが新車と言えるのか？
新車の定義とは
新車の定義は「一度もナンバー登録をしていない車」であるという点がポイントです。
ディーラーの展示場や販売店で見かける車も、ナンバーが付けられていなければ新車と呼ばれます。
購入者が車を選び、登録手続きを済ませ、正式にナンバープレートが付けられた瞬間から、その車は「新車」ではなくなります。
たとえ納車されてから一度も走行していない状態でも、ナンバーが付いた時点で中古車扱いとなるのです。
ですから、新車とはあくまで「未登録」であることが重要な条件となります。
新車を購入したい場合は、ナンバー登録される前の状態を確認することが大切です。
よって、実は納車された時点で新車ではないのです。
また、新車は走行距離が完全な「0km」というわけではありません。
実際は工場から販売店まで運ばれ、その運ばれる間に少しだけ走行することがあるため、数キロメートル程度の走行距離がついていることがありますが、これでも新車と呼ばれます。
しかし、誰でも納車してすぐの車は「新車」と思いますよね。
このように「登録上」としては新車ではないのですが、では「新車気分」を味わえるのはいつ頃まででしょうか？
新車と呼べる期間は？
一般的に新車と呼ばれるのは、購入してから6ヵ月～1年程度までです。
購入してからしばらくすると、車の価値が少しずつ落ちてきます。
たとえ乗らなくても、時間が経つにつれて車は「新しい車」というイメージが薄れていきます。
購入後半年から1年くらい経つと「新車」という言い方があまりされなくなり、2年以上経つと完全に「中古車」扱いになることが多いです。
そして、徐々に車の外観が汚れてきたり、内装が使用感を帯びてくると、さらに新車としてのイメージが薄れます。
車をよく洗ってキレイに保っていても、時間が経つとどうしても新車のような輝きは失われてしまうのです。
新車は何年乗るのが良い？
新車は一般的に5～7年ほど乗るのが良いとされています。
この期間は、メーカー保証が終了するタイミングや、部品の劣化が目立ち始める時期と重なることが多いためです。
特に最初の3年は、新車保証がしっかりしており、故障やトラブルがあっても無償で修理を受けられるケースが多いです。
5年目以降になると、車の主要部品や消耗品が劣化し始め、メンテナンス費用が増えてくることがあります。
7年目を迎えると車の下取り価格が大きく下がるため、乗り換えを検討する方も多いです。
もちろん、メンテナンスをしっかり行えば10年以上乗ることも可能ですが、費用や車の価値を考えると5～7年での乗り換えが一つの目安と言えるでしょう。
また、1年以内に売却を考える方もいるかもしれませんが、車種によっては「ペナルティ」を喰らう可能性があるので気を付けましょう。
未使用車は新車と呼べる？
未使用車と聞くと新車と思ってしまうでしょう。
しかし、未使用車は新車としての扱いではなく、中古車扱いとなってしまうのです。
新車と未使用車の違いは、ナンバー登録の有無にあります。
未使用車は、すでに一度ナンバー登録がされているものの、まだ一度も走行されていない車です。
例えば、再販ということで中古車販売店が自社の店舗で販売する為に、一度登録を済ませたような車がこれに当たります。
走行距離はゼロに近い状態ですが、法的には一度ナンバー登録されているため、新車ではなく未使用車となります。
未使用車はあくまで「新車」ではない点に注意しましょう。また、別の名称として「新古車」と呼ばれることもあります。
事実上、未使用車は中古車扱いとなってしまいますが、一般的には中古車というとしばらく使ってから手放した車、というイメージを持っている方がほとんどでしょう。
未使用車以外の中古車は、新車に比べて値段が安いことが多いですが、その分、走行距離が長かったり、少し傷があったりすることもあります。
また、中古車には、新車のような保証がついていないこともありますが、その分、価格が手頃なことがメリットです。
中古車は、誰かが使った後でもまだまだ使える車がたくさんありますし、状態の良い中古車を選ぶと、新車のような快適さを感じることもできます。
いつまでも新車と呼べる状態を保つコツ
せっかく新車を買ったら、できるだけ長くその新しい状態を保ちたいですよね。
車をきれいに保つためには、日々のちょっとしたお手入れがとても大切です。
ここでは、新車の輝きを保つためのコツを紹介します。
新車の輝きを保つための洗車方法
車の外側をきれいに保つためには、定期的な洗車が大切です。
車が汚れたままにしておくと、汚れがこびりついてしまい、塗装に傷ついたり、色あせてしまうことがあります。
まず、洗車をする際はやさしく洗うというのがポイントです。
強い力でゴシゴシこすると、万が一ボディに小石などがあった場合、細かいキズがついてしまう恐れがあります。
他にも、車についたホコリや泥、鳥のフンなどは放っておくと、車の表面を傷つけてしまいます。
そこで、やわらかいスポンジを使って、汚れを落とすようにやさしく洗うようにしましょう。
できれば月に1～2回くらいのペースで洗車をして、汚れをしっかり落としましょう。
車を洗った後、そのままにしておくと水滴が残ってしまい、乾いたときに水のあとができてしまいます。
洗車の後は、きれいなタオルで水分を拭き取り、 洗車の後にワックスをかけるのがおすすめです。
ワックスを使うことで、車の表面に保護の膜ができてキズや汚れを防ぐことができます。
ワックスは月に1回程度を目安に使うと、新車のような輝きを長く保つことができます。
車の中を綺麗に保つポイント
新車のままを長く保つためには、車の外側だけでなく車の中もきれいにすることが大事です。
まずゴミをこまめに捨てることが大切で、飲み終わったペットボトルやお菓子の袋などを車内に置きっぱなしにすると、どんどん汚れがたまってしまいます。
車を降りるときには、必ずゴミを捨てる習慣をつけるようにしましょう。
次に、シートの汚れを防ぐためにはカバーをつけることをおすすめします。
車のシートは飲み物をこぼしたり、汗をかいたまま座ると汚れがつきやすくなります。
シートカバーを使えば、汚れを防ぐだけでなく、簡単に取り外して洗えるため、清潔な状態を保ちやすくなります。
車内をきれいに保つには、定期的な掃除も欠かせません。
ホコリや髪の毛は時間が経つとたまりやすいので、掃除機を使って車内全体をこまめに掃除することが大切です。
また、足元のフロアマットも取り外して洗うと、より清潔な車内を維持できます。
さらに、車の中のにおいにも気を配りましょう。
新車らしさを保つためには、消臭剤や芳香剤を使って、車内のにおいを良い状態にしておくことが大切です。
これにより、車内を快適な空間にすることができます。
以上のように、車内をきれいに保つための工夫をすることで、新車のような気持ち良い状態を長く保つことができます。
外側の洗車だけでなく、内側のこまめな掃除やにおい対策も忘れずに行いましょう。
新車はいつまでが新車と呼べる？まとめ
新車の定義は「一度もナンバー登録をしていない車」です。
購入後、ナンバープレートが付くとその時点で中古車扱いとなりますが、一般的に新車と呼ばれる期間は購入後6ヵ月から1年程度です。
新車の価値は時間が経つにつれて低下し、2年以上経つと完全に中古車扱いとなることが多いです。
新車は一般的に5～7年ほど乗るのが適当で、この期間はメーカー保証や部品の劣化などが影響します。
未使用車は一度ナンバー登録されたものの、使用されていない車で中古車扱いとなります。
新車の状態を長く保つためには、定期的な洗車やワックスがけが必要です。
また、車内をきれいに保つためのゴミの処理、シートカバーの利用、定期的な掃除、消臭剤や芳香剤の使用も推奨されます。
これらの工夫を続けることで、新車のような快適さを長く保つことができます。
