新車を購入する際、「フロアマットって本当に必要なの?」と考える方も多いかもしれません。
しかし、単純に足元に敷くだけなので「不要じゃないのか?」「別で購入してもいいのでは?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで、新車にフロアマットが必要かどうか、その役割などまで具体的に解説します。
新車にフロアマットはいらない?不要なもの?
結論から申しますと「あった方が良い」ということですが、人それぞれ考え方があるので何とも言えません。
しかし、フロアマットは車内を保護するために非常に重要な役割を果たします。
特に新車の場合、その美しい状態を長く保つために、フロアマットの設置はとても有効です。
詳しくは後述しますが、安価なフロアマットでも良いので、敷いておくことで車を保護することができ、結果的に車の価値を維持することに繋がります。
そして、新車を購入した時は、やはり「見た目」なども気になるでしょう。
フロアマットは見た目にも貢献し、車内全体のデザインや雰囲気をより統一感のあるものに仕上げることができます。
実際、多くの車の所有者がフロアマットを敷いているのも、これらの利点を理解しているからです。
よって、新車という印象を持ち続ける為にも、フロアマットの装着はおすすめです。
以下のような方は不要になる可能性が高い
例えば、汎用のカーペットやゴムマットを使用して代用する方もいます。
これらの汎用マットは安価で手に入りやすく、基本的な汚れ防止の役割を果たしてくれるため、特にこだわりがない場合には十分な選択肢となります。
また、あまり車を使わない、あるいは短距離しか走行しない場合、フロアマットの重要性が低く感じられることもあるでしょう。
そのため、日常的に車を頻繁に使用しない方や、特に汚れに対して敏感でない方にとっては、フロアマットを必ずしも購入する必要はないかもしれません。
さらに、車をアウトドアや汚れやすい環境で使うのではなく、主に室内駐車場に保管し、利用頻度も低い場合には、フロアマットを敷かなくても車内を比較的きれいに保つことが可能です。
そのような場合には、あえて購入せずに済ませるのも一つの選択です。
一方で、頻繁に洗車する習慣がある方や車内をいつもきれいにしておくことに自信がある方にとっても、フロアマットがなくても大きな問題にはならないことが多いです。
さらに、特殊な用途の車、例えばサーキット走行用の車などでは、軽量化を重視するためにフロアマットを敢えて省略するケースもあります。
ディーラーオプションになっている場合が多い
基本的にディーラーで新車を購入する際、フロアマットは最初から装着しているのではなく、オプションとして扱われていることが一般的です。
その理由の一つは、車のオーナーが自分の好みに合わせて選択できるようにするためです。
フロアマットは車内のインテリアや雰囲気に大きな影響を与えるため、自分の好みや用途に合わせて選べるようにすることが重要視されています。
また、色やデザイン、素材によってフロアマットの雰囲気が異なるため、それぞれの車のオーナーが自分の車に最も合ったものを選択できるというメリットがあります。
さらに、フロアマットをオプションにすることで、営業マンがオプション値引きを提案しやすくなるという一面もあります。
購入時に他のオプションと組み合わせて値引き交渉をすることができるため、購入者にとってはコスト面でお得になる場合も多いです。
特に、車の予算を抑えたいと考えている方にとって、このような値引き提案は非常に魅力的です。
フロアマットは車内の見た目や快適性にも影響を与えるため、カスタマイズの一環としてオプションになっているのです。
フロアマットはやはりディーラーで購入する?
フロアマットは様々な場所で購入することができますが、やはりおすすめとしてはディーラーで純正品を選ぶのが安心です。
純正品は車に完全にフィットし、品質も保証されています。しかし、値段が高い場合はカー用品店やネット通販、車のフロアマット専門店でも購入可能です。
特に、ネット通販では価格が比較的安価な商品も多く見つけられるため、予算に応じた選択がしやすいです。
カー用品店では実際に商品を手に取って確認することができるため、品質や素材感を重視する方におすすめです。
さらに、こだわりが強い方は、専門店でオーダーメイドのフロアマットを購入することで、より個性的で特別なフロアマットを手に入れることも可能です。
例えば、特別な色やデザインを指定したりすることができるため、車をよりパーソナライズしたい方にとっては魅力的な選択肢となります。
純正品と社外品の違い
フロアマットには上記のように純正品と社外品が存在します。
純正品は車の製造元が提供するもので、車の形状に完璧にフィットし質も高いのが特徴です。
一方、社外品は異なるメーカーが製造しているもので、価格が純正品よりも安いことが多いですが、フィット感や品質に差が出る場合もあります。
選ぶ際には、車種に合った形状のものをしっかりと確認することが重要です。
純正品は、耐久性が高くメーカーが保証しているため、長期間安心して使用できますが、その分価格が高めです。
一方、社外品は種類が豊富で、自分の好みに合わせてデザインを選ぶことができます。
価格が安いことも多いため、気軽に交換できるのがメリットですが、品質にばらつきがあるため、選ぶ際には慎重に比較することが必要です。
特に、フィット感が不十分な場合、運転中にマットがずれたりするリスクもあるため、安全面を重視するならば信頼できるメーカーの社外品を選ぶことをお勧めします。
相場はどのくらいが一般的?
フロアマットの価格は大きく幅があります。
純正品の場合、価格は2万円から5万円程度が一般的ですが、車種やブランドによって異なります。
社外品であれば、1万円以下のものも多く、安価な選択肢も豊富にあるので、自分の予算や用途に応じて選ぶのが良いでしょう。
基本的な機能を備えたシンプルなマットであれば、数千円程度で販売していることもあるのです。
このように、価格帯は広く、どの程度のクオリティやデザインを求めるかによって選択肢が大きく変わります。
また、セットで購入することで割安になることもあるため、複数枚必要な場合はセット価格をチェックするのも良いでしょう。
レクサスの純正フロアマットは高い
初めてレクサスのオプションでフロアマットの値段を見た時、驚く方も多いと思います。
レクサスの純正フロアマットは約8万8000円~10万円程度と非常に高価となっており、一般的なフロアマットとは値段が段違いになっています。
しかし、価格に見合った上質な素材が使用されており、乗り心地や車内の雰囲気が一段と良くなるので、決して高いだけではありません。
より高級感を重視する方や、より快適な運転環境を求める方には純正フロアマットが適しています。
レクサスのような高級車においては、細部までこだわったインテリアデザインが重要であり、フロアマットもその一部として車全体の高級感を支えています。
また、レクサスの純正フロアマットは耐久性や防音性にも優れており、長期間快適に使用できることから、高価であってもその価値があると感じる方が多いです。
素材の質感も非常に良く、足元の感触が良いため、運転時の満足感が得られます。
さらに、車内の統一感を大切にしたい方にとっては、純正品のフロアマットが理想的な選択肢となります。
ちなみに、純正のフロアマットが敷いているので、下取りが高くなるということは少ないようですので、この辺りは意識しなくてもいいでしょう。
フロアマットの役割と敷く理由について
雨の日の水濡れを防ぐ
雨の日に車に乗り込むと、靴に付いた水が車内に持ち込まれます。
フロアマットを敷くことで、この水濡れを吸収し、車内の床が汚れるのを防ぐことができ、特に防水性のあるフロアマットは雨の日に大いに役立ちます。
水が染み込みにくい素材のフロアマットを使用することで、湿気が車内にこもるのを防ぎ、結果としてカビの発生も抑えることができます。
また、フロアマットを敷くことで、床面の錆びや腐食も防止することができます。
特に雨の多い地域や、頻繁に車を利用する環境においては、防水性のフロアマットは必須のアイテムと言えるでしょう。
靴の泥汚れや砂埃などから守る
靴についた泥や砂埃は車内の床を汚してしまいます。
フロアマットを敷くことで、このような汚れから車内を守り、清潔な状態を保つことが可能です。
特にアウトドアを楽しむ方には欠かせないアイテムです。
例えば、ハイキングやキャンプ、ビーチに出かけた後など、靴にたくさんの汚れがついていることがありますが、フロアマットがあればこれらの汚れが車内に広がるのを防げます。
また、子供がいる家庭でも、靴に付着した泥や砂埃が気になることが多いですが、フロアマットを敷いておくことで手軽に汚れを防ぎ、掃除も楽に行えます。
取り外して掃除するだけで簡単に綺麗にできるため、車内を清潔に保つことが容易です。
土足厳禁にする為に最適
新車を土足厳禁にしたい場合、フロアマットを敷かなくてもいいかもしれませんが、敷くことがおすすめです。
マットを敷くことで、靴を脱いで乗る際にも足元が清潔で快適に保てますし、汚れを気にせず乗車できる点も大きなメリットです。
特に、小さな子供がいる家庭では、靴を脱いで車に乗ることが多いですが、フロアマットがあればその際にも安心です。
そして、長時間のドライブ時には足元が冷えにくくなるなど、快適性が向上します。
さらに、フロアマットは靴下や裸足でも滑りにくい素材が使われていることが多いため、安心して車内で過ごすことができます。
車内を美しく演出する
フロアマットは単なる機能的なアイテムではなく、デザイン性のあるものも多くあります。
車内のインテリアに合わせて選ぶことで、全体的な印象を整え、車内をより美しく演出することができます。
例えば、レザー調のフロアマットを選ぶと高級感が増し、車内が一層洗練された雰囲気になります。
また、鮮やかなカラーのフロアマットを選ぶことで、車内にアクセントを加え、個性的なスタイルを表現することも可能です。
このように、フロアマットは車内のインテリアの一部としてデザインに大きく関わり、ドライバーの個性を反映する重要なアイテムです。
特にこだわりを持って車をカスタマイズしたい方にとっては、フロアマットを選ぶことで車内の雰囲気を一層引き立たせることができます。
滑り止め効果に期待できる
運転中に足が滑ってしまうと危険ですが、マットを敷くことで足元の安定感が向上し、安全な運転をサポートします。
特に雨の日や雪の日など、靴の底が濡れているときには、滑りやすくなりがちですが、フロアマットがあればそのリスクを軽減できます。
また、運転中に足がしっかりと踏ん張れるようになることで、ペダル操作も安定し安全性が向上します。
フロアマットの中には、特殊な滑り止め加工が施されているものもあり、より高いグリップ力を発揮するタイプもあります。
このように、フロアマットは安全運転のためにも非常に重要な役割を果たしています。
防音効果
フロアマットには車内のノイズを軽減する効果があります。
厚みのある素材を使用したフロアマットを敷くことで、走行中のロードノイズを軽減し、静かな車内環境を作り出すことが可能です。
特に高速道路を走行する際には、ロードノイズが気になることが多いですが、厚手のフロアマットを敷くことで、そのノイズを吸収し車内の静粛性を高めることができます。
これにより、乗車中の会話がしやすくなったり、音楽をより楽しんだりすることが可能になります。
特に、長距離ドライブをする方にとっては、静かな車内環境を保つことが重要であり、フロアマットがその役割を果たしてくれるのです。
フロアマットを選ぶポイントとは?
車種に完全フィットする商品を選ぶ
一番重要なことは、車種に完全にフィットする商品を選ぶことです。
車に合わないサイズのマットを使用すると、運転中にマットがズレるなどの危険が生じることがあります。
そのため、専用設計のフロアマットを選ぶことをおすすめします。
安いから少々サイズが合わなくても良い、と思ってサイズ違いの商品を購入するのは避けましょう。
フィット感が良いフロアマットは、車内での一体感も増し、デザイン的にも美しくなります。
また、適切なサイズのマットを選ぶことで、足元がしっかりと保護され、運転中の不安感も軽減されます。
さらに、ぴったりとフィットすることで、汚れが床に入り込むのを防ぎ、清掃が楽になるというメリットもあります。
車種専用のフロアマットは、取り付けや取り外しも簡単で、日々のメンテナンスも容易になります。
素材や価格で選ぶのもおすすめ
フロアマットには、カーペットタイプやゴム製、さらには高級素材を使用したものなど、さまざまな種類があります。
使用する環境や好みに応じて素材を選ぶのも良いでしょう。
例えば、カーペットタイプのフロアマットは柔らかく、足元が快適で見た目にも高級感がありますが、泥や水に弱い面もあります。
一方、ゴム製のフロアマットは耐久性があり、水や汚れにも強く、特にアウトドアや雨の日に多く利用する方には適しています。
また、最近ではエコ素材を使用したフロアマットも登場しており、環境に配慮した選択肢として注目されています。
価格についても、手軽に購入できるものから高級感を重視した高価なものまで幅広く、用途に応じて選べるのが魅力です。
交換時期はどのくらい?
シンプルに目立つ劣化や汚れが見られたときに交換するのがおすすめです。
フロアマットは比較的長持ちするアイテムですが、毎日の使用で徐々に摩耗します。
特に新車を購入した際に敷いたマットは、次の新車購入まで交換しない人も多いですが、状態に応じて適宜交換すると良いでしょう。
マットの表面が摩耗して薄くなってきたり、汚れが目立つようになったりした場合には、交換を検討するタイミングです。
また、特に雨天時や泥汚れが頻繁に発生する環境で使用している場合には、劣化が早まることもあるため、定期的に状態をチェックすることが重要です。
新しいフロアマットに交換することで、車内の清潔感が一気に改善され、快適な環境が保たれます。
また、劣化したマットをそのまま使用していると、滑りやすくなり安全面にも影響を及ぼす可能性があるため、適時交換することをお勧めします。
掃除する頻度はどのくらい?
一般的には月に1回程度、また3ヶ月程度に1回などがおすすめですが、洗車時にするように癖をつけておくといいでしょう。
その他、汚れが気になるときに掃除機で吸引するなどして清潔を保つようにしましょう。
汚れがひどい場合は、水洗いや専用のクリーナーを使ってしっかりと汚れを取り除くと良いです。
また、アウトドア活動や雨の日に多く使用した後は、すぐに掃除を行うことで、汚れがこびりつくのを防ぎます。
フロアマットは車内の清潔さを維持する上で重要なアイテムであり、汚れが溜まると見た目だけでなく、臭いやカビの原因にもなりかねません。
そのため、できるだけこまめに掃除をすることが推奨されます。
ゴム製のフロアマットであれば、水で丸洗いできるため、簡単に清潔を保つことができます。
カーペットタイプの場合は、ブラシで汚れを落とし、クリーナーで清掃することで綺麗な状態を保つことができます。
新車にフロアマットはいらない?必要?まとめ
新車にフロアマットを敷くことは、車内の美しさを保つためにも安全性を向上させるためにも非常に重要です。
フロアマットは車のインテリアを保護し、快適な車内環境を作り出す役割を果たします。
純正品や社外品、さまざまな種類のフロアマットがありますので、自分の車やライフスタイルに合ったものを選びましょう。
また、定期的な掃除を行うことで、長く快適な車内環境を維持することができます。
さらに、デザイン性にも注目して、車内のインテリアにマッチするフロアマットを選ぶことで、車に対する愛着が一層深まります。
価格や素材、機能を考慮しながら、自分にとって最適なフロアマットを見つけて、車内での快適な時間を過ごしましょう。