レクサスを購入する場合、野良レクサスと呼ばれる車、つまりディーラー以外で購入した方も多いと思います。
そこで心配なのが、車の修理をしたい場合はどこで受けるべきなのか?ということです。
確かに、ディーラーで新車を購入した場合はディーラーで修理を依頼することが出来ます。
しかし、民間の修理工場に依頼しても、修理をしてくれるのか気になりますよね。
今回は、レクサスの修理を民間の修理工場で依頼することができるのか、またしっかりと直してくれるのかという疑問についてお答えします。
レクサスの修理は民間の修理工場でも直せる?
レクサスは高級車であるため、車のメカニズムが複雑で民間の修理工場では修理できないのでは、と心配する方も多いかもしれません。
しかし、実際には高級車でも車の基本的な構造というのは似ている部分が多く、多くの民間修理工場でもレクサスの修理は可能です。
確かに、レクサス特有の技術や専用の工具、機械が必要な場合もありますが、多くの民間修理工場はこうした設備を備えており問題はありません。
特に、エンジンオイルの交換やタイヤ交換、ブレーキパッドの交換など、一般的なメンテナンスや修理は民間の工場で十分に対応可能です。
もちろん、複雑な電子制御システムの不具合や、専門的な診断が必要な場合には、ディーラーに依頼する方が安全です。
しかし、日常的なメンテナンスや軽微な修理であれば、信頼できる民間工場を選ぶことで十分な対応が受けられメリットも多いです。
野良レクサスでも修理受付してるディーラーもある
意外と勘違いしている方も多いですが、レクサスの正規ディーラーでは、新車やCPO(認定中古車)として購入した車のみ対応している訳ではありません。
いわゆる「野良レクサス」と呼ばれる一般の中古車販売店から購入したレクサスの修理を受け付けている場合もあります。
ただし、これは店舗によって異なるため、事前に確認が必要となりますが、多くのディーラーでは修理を受け付けしてくれるケースが多いです。
しかし、ディーラーで直接購入したオーナーの修理を優先するようなこともあるので、野良レクサスの場合は待ち時間が長くなることも考えられます。
特に繁忙期や予約が集中する時期には、受付が制限される可能性もあるため、早めに問い合わせをしておくことが重要です。
修理にかかる日数はどのくらい?
修理にかかる日数は、修理の内容や箇所によって大きく異なります。
一般的なオイル交換やブレーキパッドの交換といった軽微な修理の場合、30分程度から1時間程度で完了することが多いです。
しかし、電子制御系のトラブルやエンジンの故障など、複雑な修理が必要な場合は、数日から1週間以上かかることもあります。
さらに、修理に必要な部品の在庫状況によっても日数が変動します。
部品が民間の整備工場にあれば迅速な対応が可能ですが、特定のパーツを取り寄せる必要がある場合は、さらに時間がかかることがあります。
これは、輸入車や特殊なモデルのレクサスでは、部品の供給に時間がかかる場合もあります。
そのため、修理を依頼する際には、事前に修理工場と相談し、必要な日数や手続きについて確認しておくことが大切です。
民間修理工場に依頼する場合メリットも多い
修理費用を抑えられる
何といってもレクサスの修理を民間修理工場に依頼する最大のメリットは、修理費用を抑えられる点です。
ディーラーでの修理は、純正部品の使用や高品質なサービスが保証される一方で、コストが高くなる傾向があります。
これに対し、民間修理工場では、同等の品質を保ちながらも、よりリーズナブルな価格で修理を行うことができます。
部品調達においても、純正部品だけでなく優れた互換部品を使用することで、費用を大幅に削減することが可能です。
また、工賃もディーラーと比較して安価に設定されていることが多く、特に大規模な修理や定期的なメンテナンスを行う際には、コストパフォーマンスの高さが際立ちます。
さらに、民間修理工場はニーズに柔軟に対応し、無駄な費用を抑えた修理プランを提案してくれることが多いため、経済的にレクサスを維持するための優れた選択肢となります。
迅速に対応してくれる場合が多い
ディーラーでは予約が混み合っていることもあり、修理に出しても時間がかかることも意外と多いのです。
これに対し、民間の整備工場はディーラーに比べても店舗数が多く、比較的予約が取りやすいというメリットがあります。
数件ほど電話をすれば、すぐに作業に取り掛かってもらえる場合も多く、急なトラブル時などに重宝します。
特に小規模な修理やメンテナンスであれば、即日対応や短期間での完了が可能なこともあります。
また、民間の整備工場はお客さん一人一人に対して柔軟なサービスを提供するため、どのような修理依頼にも柔軟に対応してくれることが多いです。
さらに、工場によっては出張修理サービスや引き取り、納車サービスを提供しているところもあり、忙しいスケジュールの中でもスムーズに修理を依頼することができます。
迅速な対応が可能な民間修理工場を利用することで、車のトラブルが発生しても安心して解決できる環境を手に入れることができます。
技術力がある工場も多い
民間修理工場には、技術力の高い職人や技術者が多く在籍している場合が多いです。
これらの工場は、長年の経験と専門知識を持ったスタッフが多く、自動車修理に関する幅広いスキルを持っています。
技術力を持つ工場は、メーカーの技術研修を受けた技術者や、最新の修理技術を習得したスタッフが在籍していることが多いです。
また、民間修理工場は様々なメーカーや車種に対応しているため、多様な修理経験が豊富で、レクサスの特定のトラブルにも柔軟に対応できる能力を持っています。
さらに、最新の修理機器や診断ツールを導入している工場も多く、正確な診断と修理を迅速に行うことができます。
これらの要素が組み合わさることで、民間修理工場は高い技術力を持ち、安心してレクサスの修理を任せることができる存在となっています。
技術力の高い工場を選ぶことで、高品質な修理サービスを受けることができます。
アフターサービスも充実
多くの民間修理工場は顧客との信頼関係を重視しており、修理後のフォローアップや定期的なメンテナンスの提案など、丁寧なアフターサービスを提供しています。
例えば、修理後の不具合が発生した場合でも迅速に対応してくれたり、修理内容や使用部品に関する詳細な説明をしてくれることが多いです。
また、工場によってはリピーター特典や割引サービスを提供しているところもあり、長期的に見ると経済的なメリットも享受できます。
これらのアフターサービスは、ディーラーと比較しても遜色ない、あるいはそれ以上の質を持っていることも多く、安心してレクサスの修理を任せることができるでしょう。
レクサスの修理を依頼する民間工場の選び方
評判の良い工場を選ぶ
レクサス以外の車の修理を依頼する場合もそうですが、民間修理工場に依頼する際は、評判の良い工場を選ぶことが重要です。
どうやって評判を調べるのか、というのは簡単で口コミやインターネットのレビューを参考にして、実際に利用した顧客の評価を先に確認しましょう。
評判の良い工場は技術力が高く、信頼性のあるサービスを提供していることが多いです。
また、実際に工場を訪れてスタッフの対応や設備の充実度を確認することも大切です。
初めて利用する工場であれば、事前に見積もりを取ることや修理内容について詳しく説明を受けることで、納得して依頼することができます。
さらに、認証を受けた工場や長年の実績を持つ工場を選ぶと、より安心して修理を任せることができるでしょう。
信頼できる工場を見極めるためには、情報収集と現地確認が不可欠です。
自己診断機(故障診断機)の有無
現代の車両は高度な電子制御システムを搭載しており、故障の原因を正確に特定するためには専門の診断機が必要です。
レクサスは特に先進的な技術を採用しているため、適切な診断機がないと問題を正確に診断できず、修理の質が低下する可能性があります。
自己診断機を使用することで、エラーコードを迅速に読み取り、問題箇所を特定しやすくなります。
これにより、無駄な修理や部品交換を避け、修理費用を抑えることができます。
また、診断結果に基づいた修理プランを提案してもらえるため、効率的かつ的確な対応が期待できます。
信頼できる民間修理工場は、最新の診断機を備え技術者がその使用に熟練していることが多いため、事前に設備の確認を行うことをお勧めします。
高度な修理はディーラーに依頼する
高度な修理や専門知識が必要なトラブルの場合、レクサスディーラーに依頼する方が安全で確実です。
例えば、エンジントラブルや高度な電子制御システムの問題など、特殊な技術と専用の診断機が必要な修理はディーラーの方が対応力が高いです。
ディーラーには、メーカーの技術研修を受けた専門スタッフが在籍しており、当然ながらレクサス向けの修理技術や設備が整っています。
また、純正部品を使用することで、修理後の信頼性と性能を確保することができます。
民間修理工場では対応が難しい場合もあるため、重大なトラブルや特殊な修理が必要な場合は、ディーラーへの依頼を検討することが賢明です。
相見積もりをとる
修理を出す場合は相見積もりを取ることも重要です。
複数の工場から見積もりを取ることで、修理内容や費用の比較ができ、最適な選択をするための情報が得られます。
相見積もりを取ることで、過剰な料金を避けることができ、適正価格での修理を依頼することができます。
また、各工場の見積もり内容を比較することで、どの工場がどの程度の技術力を持っているか、使用する部品の品質や修理の詳細についても把握することができます。
さらに、相見積もりを通じて、工場の対応やサービス内容についても確認できるため、長期的なメンテナンスのパートナーとしてふさわしいかどうかを判断する材料にもなります。
相見積もりを取る際には、修理内容を具体的に伝え、詳細な見積もりを依頼することが大切です。
但し、何件も回って見積もりを取るのは時間がかかるので、多くても3~4件程度にしておくといいでしょう。
レクサスディーラーの修理と民間の整備工場を比較
料金重視するなら民間の修理工場
レクサスの修理において、料金を重視するなら民間修理工場を選ぶことが多くのメリットをもたらします。
ディーラーでの修理は、トヨタならではの高品質なサービスが保証される一方で、修理費用が高くなる傾向があります。
これに対して、民間修理工場では同じ修理内容でも、より安い価格で修理を提供している場合が多いです。
さらに、民間修理工場では必要な作業だけを行うことで、費用を削減する努力をしてくれることが多いです。
よって、料金だけを見るのであれば、民間の方が安くなる傾向となっています。
安心感を重視するならディーラー
高価なレクサスの修理において、安心感を重視するならディーラーに依頼するのが最適です。
ディーラーでは専門の技術者が修理を担当しており、レクサス車に関する最新の知識と技術を持っています。
また、レクサスという看板を背負っているので、修理でトラブルになるようなことはまずないでしょう。
さらに、ディーラーでは修理後の保証がしっかりしているため、万が一のトラブルが発生した場合でも迅速に対応してもらえます。
車の安全性やパフォーマンスを最優先に考えるなら、ディーラーでの修理は最も安心できる選択肢と言えるでしょう。
修理代はどれくらい差が出る?
修理にかかる費用を比較すると、一概に言えませんがディーラーと民間修理工場では大きな差が出ることがあります。
約3~5万円ほどの差が生じることも珍しくありません。この価格差は、工賃や部品代の違いによるものです。
また、簡単なカー用品の設置など、レクサスディーラーでは工賃がかかるような場合でも、民間は無料で行ってくれる場合もあったりします。
価格重視で選ぶなら、評判が良い民間修理工場を見つけることが鍵となります。
修理代が無料になるケースとは?
レクサスの修理代が無料になるケースとして、レクサストータルケアのサービスがあります。
新車購入時から5年間、または走行距離が10万kmに達するまでの間、新車保証が適用され、タイヤやバッテリー、消耗品類、油脂類を除くほとんどの部品が保証対象となります。
新車保障ですので、野良レクサスは適用されません。
これにより、一般的な故障や不具合が発生した場合でも、修理代を気にせずに対応が可能です。
さらに、BEVバッテリー、ボディー外板の穴あき錆に対する保証も含まれており、一定期間は無償で対応してもらえます。
これらの保証サービスにより、レクサスオーナーは安心して車を使用でき、予期せぬ修理費用の心配を減らすことができます。
レクサスの修理を民間の修理工場で直すまとめ
レクサスの修理を民間修理工場に依頼するメリットは多岐にわたります。まず、修理費用を抑えられる点が挙げられます。
ディーラーに比べて工賃や部品代が安く、約3~5万円ほどの差が生じることもあります。
また、民間修理工場は迅速な対応が可能であり、予約が取りやすく即日対応や短期間での修理が期待できます。
さらに、民間工場は柔軟なサービスを提供しており、顧客のニーズに合わせた修理プランや特典を提案してくれることが多いです。
技術力も高く、専門的な診断機を備えている工場が多いため、安心して依頼できます。
ただし、高度な修理が必要な場合や純正部品の使用が求められる場合は、ディーラーに依頼することをお勧めします。
信頼できる工場を見つけるためには、ネットで口コミ評判の確認が重要です。