レクサスの車検を受ける際、どこで受けるかは悩みどころですよね。
特に、レクサスディーラーで車検を受けたいと思いつつも、費用が高くなりそうだと感じる方も多いでしょう。
また、代車を貸してもらえるかどうかも気になるポイントです。
そこで、レクサスの車検費用がどのくらいかかるのか、そして安く受けられるサービスがあるのかなど、レクサスの車検について詳しくご紹介します。
レクサスディーラーで車検にかかる費用の詳細
法定費用（自動車重量税、自賠責保険料、印紙代）
レクサスディーラーで車検を受ける際の法定費用には、自動車重量税、自賠責保険料、印紙代などが含まれます。
自動車重量税は車の重量によって異なり、車種によってその金額が変わってきます。
そして自賠責保険料は強制的に加入する保険となっており、年度によって金額が変わってきます。
その他、印紙代も必要になってくるので、最終的なレクサスの法定費用は約52,050円から60,250円程度と見ておくと良いでしょう。
これらは必ず支払う必要がある費用なので、車検の際の基本的な費用として計算しておくことが重要です。
基本料金（車検代行手数料、24ヵ月定期点検料、継続検査料）
基本料金として車検代行手数料、24ヵ月定期点検料、継続検査料などが含まれます。
車検代行手数料は車検をディーラーが代行して行うための費用で、24ヵ月定期点検料は、車の状態をしっかり確認するための費用となります。
継続検査料は車検の手続き費用となり、合計すると基本料金は約61,820円から73,920円程度が目安となります。
この料金は、ディーラーによって若干異なることがありますが、ディーラーならではの高品質なサービスとアフターフォローが受けられます。
整備費用
整備費用は部品交換や修理にかかる費用が含まれます。
車検時にはブレーキパッド、エアフィルター、オイルフィルターなどの消耗品の交換が必要になることが多いです。
これらの部品交換費用は、交換する部品によって値段が異なり、技術料とも呼ばれています。
例えばライトの交換が必要だった場合、他にもエンジンオイル交換やワイパーゴムの交換などをする場合、それに応じて費用が追加されます。
整備費用は車の状態によって変動するため、事前にディーラーに見積もりを依頼しておくことをおすすめします。
これらのことから、レクサスディーラーで車検にかかる費用は最低でも「113,870円～134,170円」が必要となります。
さらに、車検に通らない原因となる部品を交換すれば、この金額に加え整備費用が必要となるのです。
その他の費用
その他の費用として、G-Link更新料やレクサスケアメンテナンスプログラムⅡの費用がかかることがあります。
G-Linkは、レクサス車専用の車載通信システムで、1～2年ごとに更新が必要です。
G-Linkの更新料
- G-Link：17,315円（1年）
- G-Link：32,593円（2年）
- G-Link Lite：17,315円～19,000円（1年、2021年10月以降発売コネクティッドナビ対応車両は19,000円）
また、レクサスケアメンテナンスプログラムⅡは、半年点検やエンジンオイル交換が含まれるサービスです。
車検時にオプションサービスとしておすすめされることが多く、約5～6万円ほどの費用がかかります。
これらの費用は必須ではありませんが、車を快適に維持するために利用するオーナーも多いです。
例：レクサスISの車検費用
それでは、ディーラーで車検を受けた場合、具体的にどのくらい費用が発生するのか。
ここでは、レクサスISの車検費用についてご紹介します。
ISの法定費用
| 重量税 | 32,800円 |
| 自賠責保険料 | 17,650円 |
| 印紙代 | 1,600円 |
| 合計 | 52,050円 |
基本料金
| 24ヵ月定期点検料 | 30,360円 |
| 継続検査料 | 17,160円 |
| 車検代行手数料 | 14,300円 |
| 合計 | 61,820円 |
法定費用+基本料金＝合計：113,870円
（参照：レクサス東海点検整備料金表）
何も交換する箇所がない状態の場合、最低でも113,870円はかかるということになります。
これに、部品交換やサービスの費用などを追加すると、普通に20万円以上かかることも珍しくありません。
オプションサービス（G-Link、レクサスケアメンテナンスプログラムⅡ）を全て削り、ちょとした部品交換が必要だった場合でも、約15万円前後は必要となる場合があります。
よって、レクサスディーラーでISの車検を受ける場合は、最低金額より少し多めに見積もって約15万円前後というのがディーラー車検の相場と言えそうです。
また、ディーラーによって若干料金差があることも考えられますので、もし可能ならば最寄りのレクサスディーラーにお問い合わせしてみるといいでしょう。
代車を借りることは出来る？
レクサスディーラーで車検を受ける際、代車を借りることは基本的に可能です。
代車費用は無料で、車検の予約時に代車の手配も同時に進めてくれることが一般的です。
代車はレクサス車が貸し出されることが多く、現在乗っている車種や希望する車種を指定することもできる場合があります。
そのため、普段とは違うレクサス車に試乗感覚で乗れるのも魅力です。
ただし、ディーラーによっては代車としてトヨタ車を貸し出すこともあるようですが、レクサスディーラーの場合はそのようなケースは少ないです。
代車の車種や手配状況は事前に確認しておくと安心です。
レクサスディーラーの車検は高いのか？
では、実際レクサスディーラーでの車検費用は高いのでしょうか？
これは、車種や車の状態などによって左右されるので、一概に高い安いとは言えません。
ただ、一般的には車検を受ける場所で費用に差が出ることが多く、ディーラーでの車検となると費用も高額になりがちです。
民間整備工場での相場は？
レクサスディーラーと民間で車検を受ける時の費用を比較すると、どのくらい差がでるのでしょうか？
レクサス車でも民間の車検整備工場を利用して車検を受けることが出来ますが、民間整備工場で車検を受けると、ディーラーで受けるよりは費用を抑えることができるでしょう。
車検ができる整備工場なので、車検に要する時間も短くできるのが特長です。
具体的な費用としては、最低限の費用として楽天Car車検ではレクサスISで平均72,150円となっているので、前述のディーラー車検と比較すると、約4～5万円程度は差が出ることになります。
また、その他の民間業者として車検専門店があり、車検の専門業者となるので、安い早いをアピールしている業者もあります。
どこで車検を受けるのが安い？
そうすると、どこで車検を受けるのが安いのでしょうか？
車検時に自賠責保険や重量税などの法的な費用は、どんな車検においても必ず支払わなければならないので、そこを念頭に置く必要があります。
業者に頼んで車検を受ける場合は、その法定費用にプラスして点検費用や代行費用などを支払う必要があり、ここの値段で各々の業者の高い安いが決まるのです。
上記のように、レクサスISの場合ディーラー車検は最低でも約11万円以上かかるので、最も高い選択肢となります。
また、民間の整備工場や車検専門店では、約7万円以上からとなっており、ディーラーと比較すると安いです。
さらに、車検を受ける場所としては「ガソリンスタンド」「カー用品店」など各地に店舗を展開している業者も利用できます。
そして「ガソリンスタンド」「カー用品店」の車検は安いという噂もありますが、実は店舗によって大きく異なります。
格安で車検を受けることが出来るガソリンスタンドやカー用品店もありますが、場合によっては割高になるような店舗も存在します。
つまり、結局は一度聞いてみないと分からないので、安い業者を探すコツとしてお勧めは「車検費用について一度尋ねてみる」ことです。
他にも地域差、キャンペーンの有無、会員限定価格の差などがあり、どこが最も安いかは決定し難いです。
但し、車検を安く済ますのならばディーラー車検以外を選ぶ、ということになるでしょう。
ディーラー車検が割高になる理由
それでは、なぜレクサスのディーラー車検は割高になってしまうのでしょうか？
それは、やはり専門店故の理由があるのです。具体的にいくつか見ていきましょう。
オプションサービス加入による影響
レクサスのディーラー車検を受ける際、豊富なオプションサービスがありますが、車検時にそのサービスの有効期限が切れるのがほとんどです。
そこで、有料によるサービス継続を進められることがあります。もちろん必ず加入しなくてはいけない、というオプションではありません。
その際、継続すると車検時に費用が高くなる原因となるのです。
オプションサービスの具体例としては、定期的にレクサス車体のメンテナンスを受けられるレクサスケアメンテナンスプログラムⅡの契約料。
そして、リモートでセキュリティやスマホと連携など様々な便利なサービスを受けられるG-Linkの契約料があります。
両方を更新すると費用は約8万円以上になるので、更新するとかなりの出費になるでしょう。
ただ、どちらもレクサスユーザーにとって便利なサービスなのは確かです。
純正部品が割高だから
ディーラー車検で部品を交換する場合、ほぼ純正部品と交換します。
純正部品は一般的には割高であり、高級車のレクサスならばなおさらです。
そうは言っても、ディーラー車検はカー用品店車検などのように安価な代替品で済ますことはできないと言えるでしょう。
そのため、部品交換が発生すると、その分費用が増大する原因になります。
ディーラーで車検を受けるメリットは大きい
では、ディーラー車検をするメリットとは何でしょう。やはり、ディーラーの信頼性にあると考えられます。
安心して任せられる
レクサスディーラーで車検を受ける最大のメリットは、何といっても安心して車を任せられることです。
レクサス車は高級車であり、複雑なメカニズムや先進的な技術が多く使用されています。
そのため、熟練したレクサス専任の整備士が対応してくれるディーラーでの車検は、確かな技術と知識で丁寧に作業が行われるため安心です。
特に、愛車の状態が心配する人にとって、ディーラーに車検を一任するのがベストかもしれません。
また、純正部品を使った整備や、最新の診断機器を使用した点検も行われるため、車の不具合や劣化を見逃す心配がありません。
新車保証が継続中の場合、保証修理の対象となるトラブルもその場で対応できる点も大きなメリットといえます。
交換部品は純正となる
交換部品が純正ということで、上記のように費用が割高になります。
ただ、その代わり部品の不適合などの心配がなく信頼性が高いとも言うことができるのです。
車検後にすぐ故障したなどのトラブルになる可能性は低いでしょう。
たとえば、バッテリーを汎用性の高い安価なものに交換したが故に、車の調子がおかしくなった、発火したなどの事態を防ぐことができます。
アフターサポートの充実
レクサスディーラーでは車検後も定期的な点検やオイル交換など、さまざまなメンテナンスサービスが受けられます。
また、車検時に見つかった部品の不具合や交換が必要な箇所についても、ディーラーであればすぐに対応可能です。
さらに、ディーラーで車検を受けていると、次回の点検や車検の時期を知らせてくれるなど、アフターサービスもきめ細かく提供されます。
よって、忙しい方でも安心して車のメンテナンスを続けられます。これらの手厚いサポートは、ディーラーならではの大きな魅力です。
ちなみに、レクサスディーラーには専門のラウンジがあり、レクサスオーナーが利用できますが、快適な空間として好評です。
ディーラーで車検を受けるデメリット
もちろん、デメリットはその丁寧さや信頼性故のものです。
早い安いを求める人には、ディーラー車検は厳しいかもしれません。
費用がかさむ
何回も繰り返していますが、これが一番のデメリットです。
専門知識を持つ整備士や最新の診断機器を使った丁寧な点検が受けられる反面、その分費用が一般の民間整備工場よりも高額になりがちです。
法定費用に加え、ディーラー独自の点検料や部品交換の費用などが上乗せされるため、総額が20万円以上になることも珍しくありません。
特に部品交換が増えると、どんどん値段が上がっていくことでしょう。
また、オプションで提供されるメンテナンスプログラムやG-Linkの更新費用なども含めると、さらにコストがかかる場合があります。
コストを抑えたい方にとっては、ディーラー車検は少々ハードルが高いと感じるかもしれません。
預ける日数が必要となる
ディーラー車検は、即日で終わることも多い民間車検と異なり、日数がかかります。
民間の車検では、スピード車検と呼ばれているような所では、約1時間～2時間程度で終了するサービスもあります。
しかし、ディーラー車検の場合は最低1日は必要となり、さらに車検のシールを貼ってもらう為には、再度ディーラーに行く必要があります。
※車検シールは郵送で自分で貼ってもOK
よって、車を日常的に乗る人にとって、車を預ける日数が必要なことは、乗りなれていない代車を使い続けることで、不便になるかもしれません。
もちろん、代車が用意されることが多いのですが、不慣れな車の運転や稀に代車費用が発生するなどの不安材料も。
車検を安く抑える為にしておきたいこと
車検費用を抑えるには、ユーザー側の行動も必要となります。2つ程ご紹介しましょう。
ちなみに、車検については、業者に頼まず自分自身が行う所謂ユーザー車検も可能です。
ユーザー車検というのは、運輸支局に自分自身で車両を持ち込んで検査を受けるものです。
事実的にはこれが最も費用が安くなるのですが、手間や車の知識が必要なので、車に詳しくない人には厳しいので今回は割愛させていただきます。
日頃より点検を実施する
車検費用を抑えるためには、日頃から車の状態を良好に保つことが非常に重要です。
部品の劣化を防ぐメンテナンスが重要となり、定期的なオイル交換やタイヤの空気圧チェックなどは簡単に出来るのでしておくべきです。
他にも、ブレーキパッドやタイヤの摩耗具合の確認など、基本的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。
これにより、車検時に大きな部品交換や修理が必要になるリスクを減らすことができます。
特にエンジンオイルやバッテリーなどは、劣化が進むと高額な修理費用がかかる場合があります。
車の不具合を未然に防ぐことで、車検の際の整備費用を最低限に抑えられますし、車の寿命も延ばすことができるので一石二鳥です。
楽天Car車検のようなサービスを活用する
車検費用を抑えたいなら、楽天Car車検などのサービスを利用するのも賢い方法です。
こうした車検サービスは加盟店が多いため、比較的リーズナブルな価格で車検を受けることができます。
楽天Car車検では、各地の掲載店を検索してその費用を比較でき、家の近くの安く車検を受けられる店舗を簡単に調べることができるでしょう。
また、費用だけではなく、サービスの有無やランキングなども調べることができるので、安さ以外にも自分のニーズにあった車検業者を探すことが可能です。
そして、事前に見積もりを取ることで車検費用を把握しやすく、予算に合わせた車検プランを選択できるのもメリットです。
ディーラー車検ほどの手厚いサポートは受けられないかもしれませんが、車検費用を抑えつつ、必要な整備をしっかり受けたい方におすすめのサービスです。
もちろん、気になる店舗があったら直接公式サイトから車検について問い合わせるのも問題ありませんので、気軽に利用できるメリットというのも大きいです。
レクサスの車検費用はディーラーでいくら？まとめ
レクサスの車検について、ディーラーと民間整備工場の違いや費用を詳しく解説しました。
レクサスディーラーでの車検には法定費用、自賠責保険料、印紙代を含む約52,050円～60,250円と、基本料金（車検代行手数料など）が約61,820円～73,920円がかかり、最低でも約113,870円～134,170円の費用がかかります。
部品交換が必要な場合さらに費用が増加し、オプションサービスのG-LinkやケアメンテナンスプログラムⅡのサービスを利用する場合はさらに費用がかかります。
一方、民間整備工場や車検専門店では、ディーラーよりも安価な約7万円以上から受けることができ、時間も短縮できます。
ディーラー車検のメリットとしては、高品質なサービス、純正部品の使用、手厚いアフターサポート等が挙げられますが、費用は高額になります。
車検費用を抑えるためには、日頃の定期メンテナンスや、楽天Car車検のようなリーズナブルなサービスの利用を推奨します。
