高級車というと3ナンバーが当たり前、というイメージを持っている方もいるでしょう。
そして「レクサスで5ナンバーの車ってあるの?」という疑問をお持ちの方もいるかもしれません。
レクサスで5ナンバーの車があれば、どのような車なのか気になりますよね。
では、実際にそのような車種が存在するのか、そして5ナンバーをよく見かけるという噂の真相について詳しく探ってみたいと思います!
レクサスに5ナンバーの車種はある?
結論から申しますと、2024/11月現在においてレクサスに5ナンバーの車種は存在しません。
よって、ディーラーで販売している車は全て車両登録において3ナンバーになるのです。
基本的にレクサスの車両は全体的に大型化されており、車幅や排気量が5ナンバーの基準を超えることが多いです。
日本の自動車分類では、5ナンバー車は車幅が1,700mm以下、排気量が2,000cc以下、高さが2,000mm以下の車両となっています。
このため、レクサスを選ぶ際には、5ナンバー車を希望する方には適していないことを理解しておく必要があります。
高い性能や広い室内空間、豪華な装備を持つレクサスの車両は、3ナンバー車としての特性を最大限に活かすために設計されているのです。
5ナンバーのレクサスを見かけるという噂は?
良くSNSなどで「レクサスで5ナンバーの車を見かけた」という投稿をよく目にしますが、この噂は本当なのでしょうか?
実は、本当の可能性が高いです。しかし、一般的にはレクサスに5ナンバーの車は存在しないはずです。
では、レクサスの車で5ナンバーとは逆輸入車?などと思われるかもしれませんが、実は単純なことが原因だと考えられます。
エンブレムを変えただけの車
一部のトヨタ車オーナーが、自分の車にレクサスのエンブレムを取り付けることで、見た目をレクサス風に改装することがあります。
例えば、トヨタのカローラやプリウスなどの5ナンバー車にレクサスのエンブレムを装着することで、あたかもレクサス車のように見せかけることができます。
これにより、街中で「5ナンバーのレクサス」を見かけたと感じる人が出てくるのです。
こうした改装は見た目には分かりにくいですが、実際にはトヨタ車のままです。
また、レクサスの一部はトヨタの車に似ている車種が存在し、LSはセルシオ、LXはランクル、GSはアリストといった車種があります。
これらの車でエンブレムをレクサスに変えているケースも見られますが、いずれも最初から3ナンバーで登録されており、5ナンバーの設定は存在しません。
よって、レクサスで5ナンバーの車を見かけたのであれば、単純に5ナンバー車にエンブレムを変えた車である可能性が高いと言えるでしょう。
天ぷらナンバーの可能性もある
他には天ぷらナンバーの可能性も考えられます。
天ぷらナンバーとは、正式な手続きなしに取り付けられた不正なナンバープレートを指し、盗難や偽造によって作られることが多いです。
このような行為は法律違反であり、車両の特定や追跡を困難にするため、厳しく取り締まられています。
もしレクサスで5ナンバーの車を見かけたのであれば、天ぷらナンバーの可能性もあるということを知っておいてください。
5ナンバーの基準に近いレクサス車とは
レクサスの中でも5ナンバーに近いようなサイズの車種はありません。
但し、排気量や全高に関しては5ナンバーの基準を満たしている車種が存在します。
例えばレクサスのコンパクトSUVであるLBXとUXも、3ナンバーとしてのサイズとなっているのです。
このため、コンパクトSUVであっても5ナンバーではなく、3ナンバーとしての性能と装備を提供することで、ブランドの一貫性を保っています。
LBX(全長4,190mm、全幅1,825mm、全高1,545mm)
レクサスLBXは、比較的小さいサイズながらも高級感を兼ね備えたSUVで、日本の道路に最適なサイズです。
サイズからして日常の使い勝手が非常に良く、今では人気のモデルとして幅広い層から支持を集めています。
LBXは、レクサスのデザイン哲学を取り入れたスタイリッシュな外観を持ち、スピンドルグリルやシャープなヘッドライトが特徴です。
内装についても快適性とラグジュアリー感を両立させているのが特徴で、上品な仕上がりとなっているのです。
また、環境にも優しいハイブリッドモデルもあり、燃費が気になる方へおすすめ出来るモデルも存在します。
他にも、レギュラーガソリンを利用できるモデルがあるなど、魅力な部分が多いのが特徴です。
LBXはレクサスの中でも小さいサイズかもしれませんが、高級感と性能を詰め込んだバランスの取れたモデルです。
UX(全長4,495mm、全幅1,840mm、全高1,540mm)
レクサスUXは、現在流行となっているようなデザインを取り入れた実用的なSUVです。
LBX同様、日本の道に適したサイズとなっており、レクサスの他の車種「RXやNX」にはない魅力を持った車種です。
モダンで洗練された印象を与えてくれるデザイン、そしてインテリアもレクサスならではの上品な空間となっています。
また、長時間のドライブでも疲れにくい設計となっているので、乗りやすさを兼ね備えているのも特徴です。
パワートレインは、ハイブリッドやガソリンエンジンの選択が可能で、いずれも優れた燃費性能とパフォーマンスを発揮します。
このように、レクサスの中でも小さなサイズの車種というのがあります。
本物の高級感と性能を体験したい場合は、公式ディーラーで正規の車を購入する。
もしくは中古車でも構いませんので、エンブレムを変えていないレクサスを購入するといいでしょう。
5ナンバーとは?3ナンバーとの違いや条件
5ナンバーの条件(全長・全幅・全高・排気量)
すでに上述していますが、日本の自動車ナンバープレートで5ナンバーは、特定のサイズと排気量の条件を満たす乗用車に対して与えられます。
全長は4,700mm以下、全幅は1,700mm以下、全高は2,000mm以下であることが条件です。
基本このようなサイズは車両のサイズが比較的小さく、都市部での取り回しや駐車がしやすい特徴があります。
また、エンジンの排気量は2,000cc以下であることも条件に含まれます。
これらの条件を満たすことで、5ナンバー車は税制上のメリットがあり、自動車税や重量税が3ナンバー車よりも低い場合があります。
燃費性能も比較的高く、日常の使い勝手に優れた車が多いです。
しかし、高級感やパフォーマンスを重視するレクサスの車両は、これらの基準を超えることが多いため、5ナンバー車としてのラインナップはありません。
3ナンバーの条件 (全長・全幅・全高・排気量)
3ナンバーの自動車ナンバープレートは、5ナンバーの条件を超えるサイズや排気量の乗用車に対して与えられます。
具体的には、全長4,700mm以上、全幅1,700mm以上、全高2,000mm以上のいずれか一つでも超える車両、またはエンジンの排気量が2,000ccを超える車両が対象となります。
これらの条件を満たす3ナンバー車は、一般的に大きな車体と強力なエンジンを備えており、快適な乗り心地や高いパフォーマンスを提供します。
しかし、税制上の負担は5ナンバー車よりも大きく、自動車税や重量税が高くなる場合があります。
よって、3ナンバーの車というのは、基本的に経済的にゆとりがある方が購入するような車、といってもいいでしょう。
レクサスに5ナンバーが存在?まとめ
レクサスには5ナンバーの車種は存在しません。
5ナンバーは一定の条件を満たす車に適用されますが、レクサスの全てのモデルはこれらの基準を超えるサイズや排気量を持っているため、すべて3ナンバーに分類されます。
一部では「レクサスで5ナンバーの車を見かけた」という噂がありますが、これはトヨタ車にレクサスのエンブレムを装着した車両である可能性が高いです。
しかし、これは見た目だけの変更であり、車の性能や品質は元のトヨタ車と変わりません。
また、クサスのコンパクトSUVであるLBXやUXは、5ナンバーの基準を満たしているように見えますが、実際には高級感や性能を重視した設計のため、3ナンバー車として登録されています。
レクサスの3ナンバー車両は、その広々とした室内空間や優れた走行性能、安全性を提供するために設計されており、高品質なドライビング体験を求める方に最適です。