レクサスの車を乗っている時やエンジン始動時にメーターパネルを見ると、突然ビックリマークが表示される場合があります。
このビックリマークですが、イメージ通りで表示された場合、その多くが車の状態が良くないという意味を表しています。
また色によって違いもあるので、今回はレクサスでビックリマーク点灯した場合の意味やその消し方についてまでご紹介します。
レクサスの警告灯や表示灯は色で緊急性が異なる
レクサスのメーターパネルにはさまざまな警告灯や表示灯があり、その色によって緊急性が異なります。
もちろん他社の車も同じような仕様となっている場合が多く、基本的に色でどのくらい深刻なのか見分ける必要があります。
赤色に注意する
最も重要な色としては赤色です。赤い警告灯が点灯している場合は、重大な故障や危険な状態を示しています。
この状態では直ちに車を停止し、専門のサービスセンターに連絡する必要がある場合もありますので注意しましょう。
例えば、エンジンのオーバーヒートやブレーキシステムの故障などは赤色で表示される場合が多いです。
一方、黄色(オレンジ)の警告灯は注意が必要で出来るだけ早く点検を受けるべき状態を示しています。
例えば、エンジンチェックランプやバッテリー警告灯がこれに該当します。
これらは直ちに車を停止する必要はありませんが、速やかな点検を推奨する色ですが、赤色と同じで対処は早くしておくべきです。
また、逆に緑色の表示灯は基本的に安全を表しており、特定の機能が正常に作動していることを知らせるためのものです。
例えば、ターンシグナルやヘッドライトのオンなどが該当します。
各色の意味を理解して、適切な対応をすることが重要です。
レクサスのビックリマークは何を意味するのか?
メーターパネルに表示されるビックリマークについては、主に3つの意味がありますのでご紹介します。
タイヤ空気圧警告:黄色orオレンジ色
(出典:LEXUS – 取扱説明書)
タイヤ空気圧に関する警告灯は黄色もしくはオレンジ色で点灯し、ビックリマークの原因としてはタイヤの空気圧不足、パンクを知らせています。
タイヤの空気圧が適切でないと、走行中の安定性や燃費が悪化するだけでなく、タイヤの寿命が短くなるリスクがあります。
空気圧警告灯が点灯した場合、まずは安全な場所に車を停め、すべてのタイヤの空気圧を確認してください。
タイヤの空気圧は車両の取扱説明書や、ドア側面のラベルに記載されている適正値に合わせる必要があります。
また、空気圧を調整した後も警告灯が消えない場合は、タイヤに穴が開いているなどの異常が考えられるため、専門の整備士に点検を依頼することをおすすめします。
空気圧警告灯は速やかな対処が必要ですが、適切に対応すれば重大な問題を回避することができます。
ちなみに、警告ブザーが鳴った場合はパンクした可能性が高いので、直ちに点検する必要があります。
ブレーキ警告灯:赤or黄色
(出典:LEXUS – 取扱説明書)
基本的にサイドブレーキをかけると赤色で(!)と表示されるので、この点については問題ないでしょう。
しかしサイドブレーキを解除して消えない場合は、ブレーキ系統の異常がある可能性があります。
赤色のブレーキ警告灯は、主にブレーキ液の不足やブレーキ系統の異常を意味します。
ブレーキ液が不足すると、ブレーキの効きが悪くなり最悪の場合、ブレーキが全く効かなくなるリスクがあります。
警告灯が点灯した場合は、直ちに車を安全な場所に停め、ブレーキの状態を確認する必要があります。
また、ブレーキ液のレベルが正常である場合でも、ブレーキシステムに異常がある可能性が高いため、速やかにレクサスのサービスセンターや整備工場に連絡し、点検を受けることが重要です。
赤色の警告灯は重大な故障や事故の原因となるため、無視せずに適切な対処を行うことが求められます。
黄色のビックリマークが表示された場合、それはブレーキ警告灯を示しており、特定のブレーキシステムに異常があることを知らせています。
黄色のブレーキ警告灯は、回生ブレーキシステムの異常、電子制御ブレーキシステムの異常、または電動パーキングブレーキシステムの異常を意味します。
これらのシステムは、車両の制動に関わる重要な機能であり、異常が発生するとブレーキ性能に影響を与える可能性があります。
黄色の警告灯が点灯した場合でも、車両の走行を控えて乗ることは避けましょう。
パワーステアリング警告灯:赤or黄色
(出典:LEXUS – 取扱説明書)
ハンドルの形をしたアイコンがメーターパネルに赤色または黄色のビックリマークが表示された場合、それはパワーステアリング警告灯(EPS:エレクトリックパワーステアリング)の異常を示しています。
パワステに関する警告灯が点灯した場合、補機バッテリーの充電が不十分、一時的に電圧が低下などが原因となっており、警告ブザーが鳴ることがあります。
赤色の警告灯が点灯している場合は、操作力補助がなくなるため、ハンドル操作が非常に重くなることがあります。
このような場合はハンドルをしっかり持ち、通常より強く操作する必要があるので運転に十分気を付けないといけません。
一方、黄色の警告灯が点灯している場合は、操作力補助が制限されることがあります。
補機バッテリーの問題やEPSシステムの異常は、早期に対処することで大きなトラブルを防ぐことができます。
ビックリマークが出る頻度について
レクサスのビックリマーク警告灯は、定期的な点検と適切なメンテナンスを行っている場合、ほとんど出ることはありません。
ビックリマークが表示される主な原因は、車両の異常や不具合を知らせるものであり、これらの問題は定期点検によって未然に防ぐことが可能です。
例えば、タイヤの空気圧チェックやエンジンオイルの交換、ブレーキ液の確認など、基本的なメンテナンスを怠らないことで、警告灯の点灯を減らすことができます。
そして車両の取扱説明書に従い、推奨される点検スケジュールを守ることが重要です。
さらに、車の状態を日常的に観察し異常があれば早めに対処することで、大きなトラブルを防ぐことができます。
このように定期的な点検と適切なメンテナンスを心がけることで、ビックリマークの警告灯が点灯する頻度を大幅に減らし、安全で安心なドライブを続けることができます。
また、ビックリマークが表示されやすい車の特徴として、中古車は表示されやすい傾向があります。
経年劣化などの理由により、ビックリマークが点きやすくなる、というのは仕方ないかもしれません。
警告灯が点灯したまま走行を続けると、安全性が低下するだけでなく、修理費用が増大するリスクもあります。
警告灯の意味を正確に理解し、速やかに対処することで、車両の安全性を維持し、快適なドライブを続けることができます。
レクサスのビックリマークが出た場合の消し方
基本点検に出して消してもらう
レクサスのメーターパネルにビックリマークが表示された場合、まずは自動車整備工場やディーラー点検に出すことが重要です。
特にブレーキ関連の警告灯は、重大な安全問題を示すことが多いため迅速な対応が求められます。
ビックリマークが点灯している場合は、直ちに車を安全な場所に停め信頼できる整備工場に連絡し、問題が解消されてから消してもらうのが一番でしょう。
また、黄色の警告灯が点灯している場合でも、できるだけ早く専門の点検を受けることが推奨されます。
点検では、ビックリマークに関連するトラブルの箇所を重点的にチェックが行われます。
EPS警告灯や他のシステムの警告灯も同様に、専門の技術者による点検と修理が必要です。
ビックリマークの警告灯は、車両の安全性を維持するための重要なサインですので、無視せずに適切な対応を行いましょう。
タイヤ空気圧警告灯のリセット方法
基本的にタイヤ交換をした場合は空気圧警告灯のリセットが必要となり、業者にタイヤ交換を依頼すると業者が消してくれますが、ご自身で交換する場合はビックリマークを自分で消さないといけません。
ビックリマークの消し方としては、先に空気圧マークのスイッチを見つける必要があります。このスイッチは分かりにくい部分にあり、場所としてはフットブレーキの上方に位置しています。
空気圧警告灯をリセットするためには、このスイッチを3回押します。この操作により、警告灯が消えるはずです。
ちなみに、多くのレクサスの車種で同じような仕様となっているのですが、もしやり方が分からない場合はディーラーや整備工場などでみてもらうといいでしょう。
しかし、空気圧を適切な値に調整したにもかかわらず、再度点灯した場合は、タイヤに異常がないかを確認する必要があります。
パンクや他の問題が原因で警告灯が点灯することもあるため、異常が見つかった場合は、速やかに専門の整備士に点検を依頼してください。
定期的なタイヤの点検と適切な空気圧の維持が、空気圧警告灯の点灯を防ぐ最良の方法です。
レクサスでビックリマーク点灯の意味まとめ
レクサスのメーターパネルにビックリマークが表示された場合、それは重要な警告信号です。
赤色のビックリマークは重大な問題を示し、直ちに車を停め専門の整備士に点検を依頼する必要があります。
例えば、赤色のブレーキ警告灯は、運転の安全性に直結するため、迅速な対応が求められます。
一方、黄色やオレンジのビックリマークは、注意が必要な状態を示します。
黄色のパワーステアリング警告灯はEPSの異常やバッテリーの問題を意味し、タイヤ空気圧警告灯はタイヤの空気圧が適正値を下回っていることを示します。
タイヤ空気圧警告灯が点灯した場合、まずタイヤの空気圧を適正値に調整し、それでも警告が消えない場合は異常がないか確認します。
これらの警告灯が表示されたら、定期点検を受け、適切なメンテナンスを行うことで、大きなトラブルを防ぐことができます。
ビックリマークの警告灯を無視せず、迅速に対応することが、安全で快適なドライブを維持するための鍵です。